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〜 陶磁器修復 / porcelain restorer 〜
about
■ naoto kawahara
・兵庫県 城崎温泉出身。2009年、Meissenをはじめ欧州の骨董陶磁器の修復を中心に国内外で活躍する修復師に師事。Londonにて東洋陶磁器 の魅力を認識し、知識・技芸を深めるため2014年に京都へ移住( 独学で金継ぎを始める)。 様々なクライアントの修繕依頼品の他、各地で教室や ワークショップを開催するなど「修復・修繕を通して、人と人、過去と未来、 想いを繋ぐ」をテーマに活動中。
また、2022年には歯科技工士のライセンスを取得し、地元である城崎にて「思いやりとユーモアを基に、全ての人の喜びを想像(創造)する」を理念に掲げた questlab を設立、歯科医師である弟と共に歯科医療にも従事する。

■ 金継ぎとは
~ 傷痕も「歴史」として受け入れ、「景色」として楽しみ、新しい調和を生み出す ~
「金継ぎ」とは、破損した陶磁器などに対し「漆(樹液)」をはじめとする自然由来の素材を用いて接着,埋め,塗りなどを行い、仕上げに純金などの金属粉で装飾する “人にも自然にも優しい” 伝統的な修繕技法(本漆金継ぎ)を指し、天然の漆を使用していることからも完成までに2ヶ月から半年,又はそれ以上と いう非常に長い時間を要します。また、金継ぎは室町時代の茶の湯の頃に発展したと言われていますが、 単なる修繕技法にとどまらず「壊れるという出来事も、そのものが存在した歴史である」と、傷跡も前向きに受け止めアートとして昇華する素晴らしい文化的側面もあります。

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